

English Setter.JP
イングリッシュセター倶楽部
2007年1月設置
イングリシュセターを飼いたい!
以下のコメントはうちの子を育ててみて思うことを書いております。イングリッシュセターを飼育されて「私はこうしています」等情報やご意見をお持ちの方は是非コメントをお寄せください。参考情報を追記させていただければ助かります。「コメントする」
どんな人に向くか
どんな人に向かないか
どんな飼育環境が必要か?
日本では大型犬に分類されますが家の中では(長時間留守にしなければ=人が適度にそばにいれば)おとなしいので室内でも飼うことはできます。また室内のモノはいたずらしますので専用の部屋(壊されて困るものは置かない部屋)か大丈夫なように養生した部屋が必要ではないでしょうか。(英国では通常室内飼育されるそうです。)
その場合、屋外で充分運動できる環境も必要です。(公園、ドッグラン、または空き地や原野など) ノーリードで走り回れる場所があれば申し分ありません(ただし呼び戻し訓練が完全にできており周囲に迷惑をかけないことは大前提ですが)。屋外で飼う場合はリビングなど家族がいつも見える日当たりの良い場所に犬小屋を設置してあげてください。少しでもフリーで入れるように広いケージで囲ってあげましょう。鎖に繋ぎっぱなしでは卑屈になってまい折角の性格の良さが育ちません。
とにかく人恋しい犬ですので犬小屋(室内ではバリケンネル)は必ず人目につくところでできれば東南向きに置いてあげたいですね。
適した気候ですが、そもそもイギリス(イングランド)原産の犬ですから割と寒冷な所があっているようです。
夏は30度前後、冬は-10度までの幅で推移するところがベストだそうです。
日本では中部地方の高地から関東、北関東以北から北海道までが適しているということになります。
ただシングルコート(体毛が一重)ですので空調が効いた室内でなら関西でも充分飼えるとの話もあります。
(追記:アメリカのブリーダー、スーザンマイルさんの本によりますと「適切な食事と手入れ及び家を用意すれば冬の厳しいところから熱帯まで適応できる、人が快適にすめる環境ならどこでも一緒にいることができる」との記載がありました。 日本であれば全国OKということになりますね。)
どんなものを食べさせる?
我が家ではブリーダーさんの薦めに従って子犬の頃よりドライフードのみを食べさせています。
6ヶ月までは中型犬子犬用、それ以降12ヶ月までは大型犬子犬用、それ以降18ヶ月まではミディアムジュニア+大型犬大人用を半分ずつ混ぜて与えています。これは気候がわりに寒い地域を考慮して成育が良くなるようにジュニア用を足しているのです。12ヶ月の段階で充分成犬の体高に成育していれば以降は成犬用のみでいいらしいです。(成犬で月約1万円のフード代になります。)
おなかがあまり強くないようで他では与えると良いとされている「キャベツのせんぎり」「温野菜」「にぼし」などいろいろ試してみましたがどうもおなかがゆるくなる傾向がありますので今はドライフードをお湯でふやかして「プレーンヨーグルトを少々混ぜる」だけで改善しています。また水を飲みすぎると軟便になるので水は欲しいだけ飲ませるのは要注意です。
常に太り具合をチェックしてやせすぎのようであれば餌の量を増やしたりします。−方からあばらをなぜてみて適度にごつごつしているなら普通、骨と皮ばかりのようであればやせすぎ、皮膚下に皮下脂肪がついてむにゅむにゅしているようであれば太りすぎです。
また食事後1時間半〜2時間は休息させ胃捻転にならないよう細心の注意をはらいましょう。
グルーミングについて
ご覧の通り長毛種ですので、できれば毎日の)毛づくろいが必要になります。但しシングルコートであることとシルキーな波状毛のため手入れは割りと簡単です。 散歩から帰る都度、豚毛ブラシで全体を梳かし、その後くしまたはピンブラシで絡まった部分や草や枝などの雑物を取り除きます。 とにかく問題は草が絡んだ状態で放っておくと絡まった部分がフェルト化してしまい、後で毛を刈り取らないと解決しなくなることです。
以下レスリー・アラン・スコット女史(英国の伝説的なブリーダーでイラキュースケンネルのオーナー)の著作より引用します。
「グルーミングについて」:
「イングリッシュセターのコートをよい状態に保つには定期的なグルーミングが必要になります。毎日2−3分できれば理想的です。さもないとフェザーの部分に結び目ができたりもつれてマット状になってしまいます。
幼少の子犬の頃よりブラッシングに慣れさせておくことをアドバイスします。その時はかなり柔らかいブラシから始めましょう。かれはたぶん「これは大変なゲームが始まった、ブラシを加えて逃げなくてはならない」と考えますので、彼にそのままの姿勢でいなければならないことを教えましょう、さもないと今後グルーミングが大変な仕事になってしまいます。
そして目の細かい櫛(くし)でコート全体をとかしましょう、これによりいかなる寄生虫をも表皮についていないか確認できます。もし「蚤(のみ)」などの痕跡を発見した場合には駆除用のパウダーかスプレーを噴霧します。(彼の目に入らないよう気をつけましょう。)
実際のところ大抵の犬はブラッシングされることが好きです。常にグルーミング器材ではなくあなたを第一義として彼が見なすように、すばやく彼の目をみながら動作を行うように心しましょう。
グルーミング用の器材とは以下のものからなります。
常にコートを梳かすときは毛の寝る方向に(例えば 頭から首、肩にかけてという風に)背中であれば肩からお尻にかけてとかします。胸の飾り毛、胸、太ももから足そして尻尾までをクッションブラシでとかします。もしその際に結び目があったり、草の穂が混じっていたり小枝が絡まっていたらピンブラシを使って漉き取ります。それでも難しいものは櫛を使います。
決してカットしてはなりません。
仮にあなたの犬が換毛期であれば、全身をくまなくピンブラシかワイヤーグローブを用いてとかしましょう。古い死毛が除去されるや否や、新しい毛が生えて来るでしょう。
最低週一回は目と耳と歯をチェックしましょう。 目は薄めた重曹とホウ素結晶の混合液であらいましょう。Benzyl benzoate (うまく訳せず)は耳を清潔に保つには大変良いものです。耳に数滴たらして耳を丸くマッサージし、その後乾いた脱脂綿をひねったものでふき取ります。耳掃除には大きな注意が必要です、というのも耳はデリケートな器官だからです。決して奥まで探ってはいけません。そして綿棒は使わないようにしましょう。歯は歯ブラシを用いて薄めた
消毒用過酸化水素溶剤 で磨けばよいでしょう。
(つづく)
トリミングについて
JKCのドッグショーなどでは皆同じようなきれいな毛並みを持っていますが、これはもちろん鋏やバリカンで整髪されているのです。実際はほっておくともさもさ毛が生えてきましてあまりスタイリッシュではなくなります。特に頭部と足先は最低でも2ヶ月に1回は刈り込んだほうがセッターらしいでしょう。専門のトリマーに頼むと最低6000円から最高では数万円かかるそうで、私もまだ一度も頼んだことがありません。
英国セター協会によりますと「耳の下と上、首周り及び足裏に特に余分な毛が生えるので常にトリミングを心がけフェルト化しないようにしましょう」と指示されています。足裏とは肉球の間です。那須高原では冬季には雪が多いので軽く切り揃える程度ですが、春以降(特に秋)には雑物が混入すると指の間で毛がフェルト化して嫌がりますので短く理髪鋏を使ってカットしています。
(つづく)
気をつけること
子犬を探す
イングリッシュセターは美しく魅力的な犬種ですが、日本ではそれほど良く見かけません。探す場合ですが専門のブリーダーさんに問い合わせることが良いでしょう。
英国では子犬販売店というものは存在しないそうです。察するところ犬種別にブリーダーさんの情報がオープンにされているため中間販売業者の必要がないこと、動物愛護の観点から過剰に繁殖を行っていない(=オーナーのあてがない犬を繁殖しない)ため小売店が販売するフリーの子犬がいないことが理由でしょう。
イングリッシュセターの場合、特にアメリカにおいてはショードッグ系統とガンドッグ系統の2犬種に分かれたともいえるほどラインが違っています。日本では従来英国血統のガンドッグ(=実猟犬)系が大半でしたが、近年(ここ20年ほど)アメリカからショードッグ系が輸入繁殖されるようになって来ています。従ってブリーダーさんを探す場合でも一般的な探し方(雑誌「愛犬の友」の広告欄等)をするとショードッグ系に行き着くことが多いようです。ガンドッグ(またはフィールドトライアル)系を探される場合には「全猟」に問い合わせされるとよいでしょう。
子犬を選ぶ
犬種選びにも関連するのですが「どのような犬を何の目的で欲しいか?」を明らかにしましょう。結果犬種としてイングリッシュセターを選ばれた後はご自身の目的に沿った子犬を探してゆくわけです。生後間もない子犬を一瞥しただけでその子の持つ能力や将来の外見や性格を判断することはプロでも難しいそうです。ましてイングリッシュセターは斑点の出方も個々に違いますので子犬のときとは大きく変化します。
結論から言えば「欲しい能力を発揮した祖先を持つこと(=血統から)探すということです。
もしあなたがFT(フィールドトライアル競技)で勝つ犬を育てたいのであれば祖先の中に輝かしい戦歴を持つ血統の子犬を選ぶこと、ですし実猟犬として使役したいのであれば両親が役に立つ猟犬であったかも判断基準となるでしょう。実績ある信用できるブリーダーさんなら相談に乗れるでしょう。
一方で家庭犬として外観の美しい穏やかな気質のイングリッシュセターが欲しいという人であればショーチャンピオンの血統から探すということになる訳です。(私たちはこの選択でした)
一方で本来の英国流で「実猟にも耐えうる美しい犬」の作出ももちろんありうる訳ですがその場合は実猟犬のブリーダーさんのところで外見の美しい血統を探すということになるでしょう。(というのはショードッグ血統は猟犬性能が薄まっていることが多いとされていること、ショードッグ系のブリーダーさんは実猟使用を保証しないことが理由です。)
Paul Long氏の著作から引用しますと「欲しい能力を発揮した血統から選んで後は一番いい子であるように祈るだけである。もっと大事なことは自分の性格に合った個性の子を選ぶこと、ある子はとても外交的で騒がしいしある子はおとなしくて内気だったりする。自分がどちらが合うかを判断して選びましょう」と述べられています。
自転車ラン(自転車を使っての散歩)管理人のやり方
最近の日本の訓練本をみますと自転車を用いた犬の散歩法については「危険なのでここでは割愛します」と書かれています。でもイングリッシュセターの場合、自転車ランをしないと全く運動欲求を満たすことが難しいので、自己流で行っています。このやり方がいいかどうかはわかりませんのであくまでも、参考にお読みください。
まず最初に:
まず自転車ランは1歳を過ぎてから開始しましょう。それ以前では体ができておらず過剰負担による弊害があるそうです。あと行うのは人気の少ない早朝が適しています。(英セターの場合気が散りやすいので注意しましょう。)
「ヒール」(ツケ)と「ウォー」(トマレ)の習得:
それまでに普通にリードをつけて散歩をしていると思いますがこのときにヒールとウォーを徹底的におしえましょう。教え方は別紙ポール・ロング著作を参考にしてください。ポイントは常に「ヒール」を徹底させ時々「ウォー」で止まらせることを常に繰り返すことです。ヒールしてもすぐに「つつつ」と前に行く癖があるはずですが(鳥猟犬のため前に出て探索する習性がある)必ず「
ノー」で悪いことだと伝え、びくっとしたら「ヒール」で引き戻し脇につけましょう。
自転車を押しつつ散歩:
上記2がほぼマスターできた頃(2ヶ月かかるかも)散歩から帰ってきたら自転車を持ち出し、(左外から)犬、自転車、ハンドラーの順に並んで「ヒール」させつつ自転車を押しながら散歩します。たぶん最初は犬が驚いて自転車とあなたの間に入りなおそうとしますがもちろん間に入れないでヒールさせます。これによって犬は「自転車が絡んだ散歩の場合は自転車の左側を歩くんだな」
と理解してゆきます。このときは犬が気を散らさないように早朝などに行うとよいでしょう。
注意点:
リードは太い1.5ms以内のものを使用しましょう(手を傷めないため)
軍手を着用しましょう。
フレックスリードはやめましょう(犬が伴走癖つかず危険です)
自転車は(できれば)安定性の高いマウンテン・バイクがよいでしょう。(我が家には折りたたみ自転車もあり時々使用しますが、犬に引っ張られるとふらふらして危ないです)
自転車に乗ってみる:
上記3は割とすぐにできるようになるはずです。そうしたら自転車に乗って左手にリードを持ち「ヒール」と声かけしつつゆっくりと走ってみましょう。止まるときはブレーキを右手でかけながら「ウォー」で犬も止まらせましょう。
注意点:
リードは万一のとき手放せるように手首に輪を通さず手で軽く握っておきましょう。
犬は喜んで駆け出す可能性があります。ぐいぐい引っ張る場合は「ノー」といいましょう。スローダウンするばずです。犬もなれるまではペースがまちまちで中々伴走しません。転びそうになったら「ノー」とはしかりつつリードを離しましょう。そして犬が遠くへ行かないように「ウォー」で止めましょう。
その他うまく行くポイント:
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